logo

企業情報 詳細

三菱日立ツールが各地で特約店向け報告会

「経営資源の多くを金型に」(増田社長)

 三菱日立ツール(増田照彦社長)は6月、全国各地の主力特約店の代表者らをホテルに招き、企業としての考え方や、営業概況、新商品の特徴などを伝える「三菱日立ツール報告会」を、「西日本」(大阪14日)、「中日本」(名古屋15日)、「東日本」(東京16日)、「九州」(福岡22日)の順に開催した。増田社長は、三菱日立ツール創業からの2年を振り返り「時は宝をみるごとし」、「お客様の笑顔に少し近づいたが、力はこんなものでない」、「引き続き精一杯の心で、美しくお役に立つ」などと、独自の言い回しでパートナーに語りかけ、成果を伝え今後の活躍を誓った。
 東日本全域から主力特約店を招き16日に開催した東京の報告会では、冒頭、増田社長が「金型に強く、難削加工でファーストコールの企業として認識をいただいている」と切り出し、2年で50億円を超える設備投資や「すべてのスタッフにスポットライトを当てる」などの取り組みを経て生まれた新しい体制と企業文化について「自負を感じている」とした。

■新コンセプトと商品
 同社は去る5月、新ブランドコンセプト「MOLDINO」を制定している。これは金型のMoldとDieにInnovationを加えた言葉で、ロゴマークはMOLDと三菱のMを基調に、最先端の尖った商品群や、顧客と同社が手を携えてビジネスを導く様子をデザインにした。増田社長は「独自のブランドを立ち上げたのは(旧)日立ツールの良さを残す意思の現われ」とし、経営資源の多くを金型に向け、「尖がった会社としてお客様の一歩先行くイノベーションを追う」などと伝えた。懇親会では「松下電器産業のブランドだったパナソニックがやがて社名になったように、モルディノを将来の社名とするくらいに育てて欲しい」(NaITO・坂井俊司社長)のエールもあった。
 こうした考えから市場に問う新商品は、構造などを大胆に見直した独創的な工具が多く、新商品セミナーでは狙いなどを分かりやすく伝えた。一例として昨年発売のラジアスエンドミル(ARPF形)は、ラジアスに大きなねじれ部を与えた。「倒れの無い高精度な立壁加工を実現させた。仕上げだが中仕上げもカバーする」などと同社ソリューションセンターの幹部が説明した。また市場で話題の異形工具ガレリアシリーズ(仕上げ用)の特徴を伝え、「工具だけではイノベーションは起きない、周辺の知識も蓄え皆様といっしょにユーザーへソリューションを提供したい」とあった。同社の異形工具に対しては、CAMメーカーが最適なパス軌跡を相次ぎ開発中で、まったく新しい切削法が生まれそうとの声も聞かれる。同社はこの夏以降も多くの独創的工具を市場に出す予定だが、その数や内容は明らかにしていない。

  • 鳴門屋
  • 株式会社山善

日本物流新聞最新号

2017年7月25日号
6〜7面
CAD/_CAM特集
8〜10面
モノづくりの要所