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三菱日立ツール、新7製品一挙紹介

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 三菱日立ツールがかつてないほどの豊作の時期を迎えている。高送り性能をいっそう高めたインサートや用途拡大したスレッドミル、異形工具などが充実。2月13日に主力販売店を招いて都内で開いた新商品発表会では昨年6月から今年3月発売の7製品を、成田工場(千葉県成田市)での加工実演のようすをライブ映像でつなぎ、開発秘話を交えて一挙に紹介した。新製品で誇るのは数の多さだけではない。発売時期もベストという。
 「新製品を市場に投入するタイミングとして常に意識しているのは『啐啄(そったく)同時』」
 増田照彦社長はそう切り出した。「卵の内側から雛がつつくのが『啐』、親鳥が外側からつつくのが『啄』。これが絶妙なタイミングで重なったときに命が生まれる。内側から当社が、外側からアシストいただくのが商社様。両者の時期が大事だし、違うところをつついても命は誕生しない。プライドをもって開発した新製品が一番輝く時に、一番輝くところに届けていただきたい」。
 同社の技術・営業担当者らが真っ先に「荒くない荒加工を実現する」と紹介したのは4コーナー使いのインサート「アルファ高送りラジアスミルTD4N」(昨年6月発売)。高送りしても削り残しが少なく次工程の負担が減らせるという。ヘリカル送りでねじ切りする「エポックDスレッドミル管用テーパタイプEDT︱PT/NPT」(今年1月発売)は2011年のシリーズ展開開始から毎年、前年比1・5~3倍の受注額を記録中で、「1つの商品で月に2000万円売れるとヒットとされるが、スレッドミルは3400万円売れている」と言う。底刃付きでドリル工程が不要で、金型の冷却穴ねじの加工などに向く。
 独自製品である異形工具「GALLEA(ガレア)シリーズ」には今年3月に3タイプを追加予定で、「これでほぼすべての金型のお客様に使っていただける」。等高線Zピッチを大きく設定して大幅な加工時間短縮ができることなどを、丸紅情報システムズが扱う統合型CADCAMシステム「tebis」(世界で9千ライセンス導入)とともに紹介した。増田社長は「ちょっと金型に強いありきたりのメーカーにする気はこれっぽっちもない。とんがった会社が業界に1つくらいあってもいいよねと考えたい」と話した。

(写真=TD4N(右)と従来品で等高線加工したワーク。削り残しが少ないのが一目瞭然だ)

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2017年4月25日号
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