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岡本工作機械製作所、研削「革命」販売商社に伝える

PSG会、大阪・名古屋・横浜で

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 岡本工作機械製作所(石井常路社長)は販売店・代理店で構成する全国PSG会の支部連絡会を、2月14日の西部支部(会場・大阪市のホテル)に続き、中部支部(同名古屋市)、東部支部(同横浜市)と3日間連続で開催した。同社が「研削革命」として追求する全自動化・IoT化、高能率化、複合機能などについて、最新の技術成果を詳細に伝えた。会では将来に向けた展望や考えも披露。取締役常務執行役員の伊藤暁技術開発本部長は2050年までを見据えたモノづくりの可能性について特別講演を行い、「宇宙エレベーター」や「宇宙太陽光発電所」などの未来プロジェクトを紹介しつつ、「(実現には)超平坦化技術が欠かせず、研削加工は拡大する」などと語った。
 16日開催の東部支部の連絡会には、販売店の幹部や第一線営業マンなど90人が参加。全自動・IoTに絡んでは、多種多様なセンサーを搭載し、操作盤を使った操作を不要にし、全自動でワークを研削する全自動研削システム「MUJIN」の説明に時間を割いた。クルマの自動運転の「研削盤・版」といったもの。加工時の位置決めや条件入力が不要で、段取りから加工終了までの時短効果も大きい。今年4月発売決定と明言し、販売時は通常のハンドルやNC操作盤を付けた上でオプション販売するとした。また現在対応させている平面研削盤に続き、「将来は円筒研削盤にもMUJINを搭載していく」(渡邊哲行取締役営業本部長)と考えを伝えた。
 このほか、切り込みを深くした高能率研削について「10倍の能率向上を目標にしてきたが、さらにここから20倍、30倍の効率を目指す」(渡邊本部長)などの発言もあった。複合加工機能については円筒・内研複合機の特徴や、複合機能を搭載する場合の立形・横形のメリットとデメリットを検証的に伝え、「横形を中心に、日本で販売実績を重ねながら、複合研削でリードする欧州市場に乗り込んでいきたい」(同)とした。
 石井社長は、売上320億円(今期250億円予想)を最終目標とする2019年までの中期経営計画を紹介。そのなかで研削技術を活かす同社半導体製造事業の最近の好調さに触れ、今後の業績伸長に手応えを示した。科学技術振興機構などと取り組む次世代型プロジェクトでも新たなイノベーションの発表が近々、できそうだという。

  • 鳴門屋
  • 株式会社山善

日本物流新聞最新号

2017年5月25日号
9〜17面
中部どてらい市開幕