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オヤジの社会学 一覧

2017年3月10日号

グレシャムの法則

 「地産地消」がいわれるようになったのは1980年代の半ばのことらしい。85年のプラザ合意でそれまで1ドル=240円台だった円ドルレートが円高へシフトし、3年ほどで120円台になった時代である。円が急激に強くなって、単純にいえば輸入品がそれまでの半値で買えるようになった。86 年からはGATT...

2017年2月25日号

カタカナは許してくれる

 少し前の話になるけれど、とある人が放送番組のアナウンサーがわかりにくい外来語を乱発して話すので精神的苦痛を受けたとして放送局を相手に慰謝料を請求する訴訟を起こしたことがあった。本気でお金を要求しているわけではなかったと記憶しているが、日本語防衛のために一石を投じたということだった。

2017年2月10日号

介護の時代

 子育てが終わらないうちに親の介護の問題が浮上してきた。誰もが通る道とはいえ、これからのことを考えると暗澹たる気持ちになることがある。
 父親の認知症に家族が気づいたのは10年ほど前のことだ。無敵を誇った正月の家族麻雀で父親が勝たなくなった。点数を数えるのを間違えるようになった。そう...

2017年1月25日号

井戸の水

 暮れに引越しをした 。数えてみると人生7回目の引越しである。住む環境が変わると暮らしぶりもそれなりに変化するものだ。
 新居には井戸があって電動ポンプで水を汲み上げ、生活用水として使えるようになっている。上水も来ているのだが、井戸水が身近にある暮らしというのは初めてのことである。<...

2017年1月1日号

過去の清算

 物が増えすぎてあたりが狭くなってきたので暮れの大掃除を機会に処分を断行した。長く保有していた物も多く、アルバムを捨てるようで寂しい気もするけれど、空間にも価値がある。ゴミの中に埋まっているような生活よりも物のない広い空間ですっきりとした気分で新年をスタートしようというわけである。
...

2016年12月10日号

カラスの群れ

 木に成っている温州みかん、冬みかんが紅く熟しおいしそうな色になってきた。手の届く範囲はあらかた収穫したのだが、鳥除けの網でも掛けようかと悠長に構えていたら、まだ木の上のほうに残っていた大きくてうまそうなみかんはアッという間にカラスの餌食になってしまった。
 裏山にカラスの塒(ねぐら...

2016年11月25日号

木を切る道具

 11月も終わろうとしているが、このくらいの季節になって農家がホッとすることの一つは草が伸びなくなることだ。3月から11月くらいまでは草刈りに追われる。刈っても刈ってもすぐに草は伸びる。畑にしても果樹園にしても田んぼにしても草との戦いに明け暮れると言って過言ではない。それが、この時季になるとし...

2016年11月10日号

マッチ

 株式市場は相場の世界のことゆえ、どこかくだけたところがあって銘柄を口にするとき、つまり会社名を言うときにニックネームで呼ぶことがある。業界用語である。あだ名のつけ方にはいろいろなパターンがある。
 そのうちの一つにテツ、オルゴール、ナマリ、バッテリー、バネ、アーム、ロープというふう...

2016年10月25日号

砂まみれの老婆

 仕事場の近くの小さな海岸に出かけた。海辺の風は気持ちがいい。真夏だって涼しいし、今時分の風は昼寝でもしたくなるような心地よさがある。車窓から見る秋の海に人影はまばらである。堤防に釣り人がひとりふたり、砂浜に数人。のんびりとしたものだ。
 砂浜にいる数人の男たちは何かを取り囲むように...

2016年10月10日号

今は二度ない

 以前よく通ったジャズ酒場に「百年の孤独」という焼酎がおいてあった。皇室のどなたかが「おいしい」と言われたことが世に伝わり、森伊蔵ほどではないにせよ大変なプレミアムがついた焼酎である。この店はプレミアムがつく前からおいていたので、数に限りはあったものの入荷すれば定価で出していた。良心的な店なの...

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  • 鳴門屋
  • 株式会社山善

日本物流新聞最新号

2017年3月10日号
7〜12面
モノづくり大特集