「七人の侍」
1954年 黒澤明監督
「銃」の映画と幼い頃の記憶
映画ラストサムライ(2003年、エドワード・ズウィック製作)のなかに、米国南北戦争の武器である「新種の銃」が維新戦争に流用されたことが描写されている。この武器により維新戦争は終焉、侍の時代は幕を下ろす。一説では田原坂の戦いで薩摩軍に切り込んだ政府抜刀隊が「ラスト侍」ともされる。
余談であるが南軍の陸軍服装は学生服の原点といわれる。またセーラ服は海軍から模写。ランドセルも軍用「背のう」から改良されたものであり、学習院が始まりだそうだ。
種子島に鉄砲が伝来したのは1543年。これを最初に活用し天下を取ったのは織田信長で、1575年長篠の戦いが有名。
銃といえば、映画『七人の侍』(1954年、黒澤明監督)の隠れた主役が種子島銃だった。
村を襲う野武士たちには3丁の種子島があり、七人の侍を悩ませる。残念ながらこの銃により四人が絶命する。演者は千秋実・稲葉義男・宮口精二そして三船敏郎の四氏である。
この映画には逸話があった。映画上で亡くなった四氏が長生きされ、映画で生き残られた三氏が先に亡くなられた。
歴史上の人物で銃を常備していたのは坂本竜馬。残念ながら携帯銃を使うことなく絶命したとされる。
三十郎はその昔、祭の夜店にあった「コルク弾のライフル射撃」で遊んだ。5円で2発の弾を得て、店主側の策(標的の下部に重石!)にめげず的を倒し、高価なプラモデルやらオモチャを見事手中にしていた。
ライフルを構え照準に目を凝らしている時、視野の隅っこには三十郎を睨(ね)めつける店主の顔があった。懐かしい記憶だ。