物流新聞トップへ挑む!加工現場 -56- 2008年04月10日号 ・1177・12P
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「ジャイアンツ」

1956年 ジョージ・スティーブンス監督

石油を探せ!

 価格の高騰にガソリン暫定税率問題も加わって、最近何かとかまびすしいのが「オイル」。今回はこれを取り上げてみた。
  石油は、地球上に恐竜が栄えていた中生期のジュラ期から白亜期にかけての約2億年前から6千年前、プランクトン等の死骸がバクテリアの作用を受けて原油になったのが有力説とされている。現在の貯蔵量は琵琶湖の5杯分(?)などと聞いたことがあるが、多いのか少ないのか見当がつかない。
  三十郎の勤務社では石油海上輸送船(オイルタンカー)や石油精製プラントを手がけており、石油とは馴染みが深い。中近東の現地工事で2年間勤務後の帰国時、我が家に持参したのは原油入りのオブジェであった。
  石油を探し出すのは面倒だ。日本で地下水を掘り当てるより遥かに確率が低い。現代の技術では人工衛星により地層調査し有望な場所で試掘がされる。それでも打率は5厘以下らしい(1000本で5本以下の確率)。さらに埋蔵量の判断が難しく商業用に妥当なのか判断に苦慮するそう。
  海底油田であれば更に困難が付きまとう。いわゆる排他的経済水域の境界線争いである。これは海岸線から200カイリ(約370キロb)と定められているが、日本と中国の間の距離は400カイリ無くもめている。尖閣諸島近辺などの油田開発で両国の主張が繰り返されているが、本来なら双方で共同開発すべきモノであろう。
  石油は、19世紀以前は絵の具やワックスとして利用されていた。19世紀ロンドンで石油を利用した街路照明「ガス灯」が発明され、その後1885年、ダイムラー社がガソリンエンジン利用の自動車を初製作している。
  20世紀になるとフォード社による自動車の大量生産や、機関車さらに船舶・飛行機にも軽油ディーゼルなどが利用され、急激に消費量が拡大した。
  さて石油の映画といえば『ジャイアンツ』(1956年ジョージ・スティーブンス監督)が思い浮かぶ。
  ジェームズ・ディーンがテキサス大牧場の牧童に扮し、手に入れた小さな土地から石油が発掘され大金持ちとなるまでの人生が、エリザベス・テーラへの憧れを含めて描かれた。
  小生、「油まみれ」で働いた経験ならあるのだが…。