「ロボコップ」
1987年 米、ポール・バーホーベン監督
レトロフィットと回春
最新の産業機械を導入しても10年を経過すると何らかのトラブルが生じてくる。所得税法・法人税法に規定されている減価償却資産の耐用年数が10年であることからも窺える。ただ平成19年4月1日以降に取得された減価償却資産は、償却可能限度額(取得価格の95%)及び残存価格が廃止され、耐用年数経過時点に1円(備忘価格)まで償却できるように制度が抜本見直しされているのでお忘れなく。
機械本体は鋼鈑・鋳物類の頑丈な構造体であり加工精度に支障を来たすことは少ないが、トラブルの主な要因は電気関連が多いとされる。即ち、制御装置の老朽化やリミットスィッチ・ソレノイドバルブ・配線の劣化などによる電気的なトラブル。
三十郎の部署にも多くのユーザの方から問い合わせを受けるが、購入されてから十数年を経過した機械類が多く、レトロフィット診断をお薦めしている。これは現役設備として活用し続けられるよう「機能を復活させるための有効な診断」で、新規導入するには予算・場所の制限を受けることから、既存機を戦力化するケースに多く採用される。
また長年愛用された機械の加工精度・生産性を上げるには、主軸テーパ部のリフレッシュ工事(セルフ研磨)も有効だ。三十郎は以前、この工事の説明カタログを製作したこともあった。
人間にもこのような若返り工事が可能なら助かるのだが…(?)。
中年にはアンチ・エイジング(美容・薬用治療など)が人気の様子で、ケーブルテレビのCMで盛んに放映されている。映画「コクーン」(1985年、ロン・ハワード監督)では老人ホームのメンバーが地球外生物の「こう薬」で回春したっけ。
漫画の世界では「8(エイト)マン」(原作はSF作家・平井和正、作画・桑田次郎)の主人公で元刑事の東八郎がロボットとして蘇り悪と戦った。1963年にテレビ放映されたが、当時は鉄腕アトムや鉄人28号も活躍していた。
「ロボコップ」(1987年、ポール・バーホーベン監督)もポピュラーな作品だ。近未来のデトロイトで警官が惨殺され、ロボット化されて蘇る。正確な射撃・並外れた力で一躍市民の人気者になるが、過去の記憶がよみがえり裏社会に迫って戦う。
う〜ん、若返りたいけどロボットとしての蘇生はご勘弁、どこか哀愁さえ感じる。