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映画のなかの生産機械 05月10日号掲載

素晴らしい新聞広告
「断崖」
1941年 米国 アルフレッド・ヒッチコック監督

 アルフレッドヒッチコック今年3月31日付け新聞紙面で素晴らしい広告を見た。
  「東芝は一般白熱電球の製造を中止いたしました。今後はLED電球で皆様を照らしていきます。120年間ありがとうございました。そして、これからもよろしく御願いします。」全15段、2ページ見開きで打たれた広告。東芝ライテックが東芝創業事業として120年間稼動してきた一般白熱電球の生産ラインをLED電球生産に置き換えるため閉鎖したものだが、設備に頭をたれた工場員の後ろ姿写真が掲載され、文章も良く思わず感動した。
  電球発明の歴史は古く、利用に拍車をかけたのは産業革命だ。石炭採掘のための坑道を照らす当時のガス照明では、石炭の粉が蓄積し火に触れると爆発し大災害になる。この代替として電球照明の開発に拍車がかかる。
  国内では1890年、東芝の前身である白熱舎から始まった。当初の生産数は1日10〜15個。先人たちの苦労が実りやがて大量生産が始まり、寿命も2時間から1000時間まで伸びた。これらの開発技術は白熱舎の創業者である藤岡市助氏らの努力によるものであり、敬意を表したい。
  さて、白熱電球の製造中止は東芝に続き他メーカーも順次断行の見込みだが、個人的にはCDに追われたレコード、デジカメに追われたフィルムカメラ、デジタル電話に追われた黒電話などと同じように、本品もどこかで生き残って欲しいと思う。
  ヒッチコック映画『断崖』(1941年)の撮影シーンでは、電球が効果的に使われた。主人公ケーリーグラントが病気の妻に持っていくミルク、これを毒入りと怪しむ妻の心理状態を表現するため、ミルクコップの中に豆電球が隠された。光となって表現された「疑念の目」が、今も頭に焼き付いている。
  昭和30年代の勉強備品と言えば、40Wの電球とリンゴ箱の机であった。欲しかったのは「象が踏んでも壊れない鉛筆ケース(中年の方ならご存知のはず!)と、多色の色鉛筆セット」。懐かし〜い。




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