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柝声(たくせい) 2010年07月10日号掲載

 むかし、「大学は出たけれど」という題名の映画を見たことがある。調べてみると松竹映画で二本あった▼一本は昭和四年で小津安二郎監督、もう一本は昭和三十年で野村芳太郎監督の作品。記憶にあるのは後者。といっても筋書きは皆目覚えてなく、題名だけが鮮烈に残っている▼内容は今いうところの「就活」に恋愛で色付けをした映画だったか。ただ、昭和三十年は戦後復興を経て本格的な経済成長の上り口に立ち、経済白書が「もはや戦後ではない」とうたった年だった▼ならば就職難というほどではない。仮に同名の映画をつくるなら、シリアス過ぎるが今だ。なにせ未曾有の就職難。特に金融危機後、企業の内定取り消しや採用延期、中止が日常化、未就職者の玉突きで年々、「渋滞」が深刻化している▼これをドキュメント映画にすれば…いや、面白くない。それより若い人たちに仕事がないのは爆発力の強い火薬を放置しているに等しく、社会不安の種だ▼「国や地域や、産業界や企業が一体となって仕事の斡旋を…」と言いたいところだが、その前に未就職者に聞きたいのは「本当に仕事がないのか」ということだ▼多分、希望の職場は何千人に一人、皆無に近い。しかし先人、先輩の多くがそうだったように希望を順次削って行けば働く職場は「星の数ほどある」▼但し小規模で賃金は安く、休日も少なく…と労働条件は厳しい。が、それだけ自分の力が試され、活かされ、磨かれる魅力的な職場でもある。そこを第一歩にも悪くはない。「鶏口になるも牛後となるなかれ」の諺もある▼勇気を出して飛び込め。






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柝声(たくせい)
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