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映画のなかの生産機械 07月25日号掲載

人のにおいがした鉄道
「鉄道員ぽっぽや」
1999年 降旗康男監督

鉄道員 ぽっぽや 降旗康男監督 一つ、15分前に切符を購入のこと
  一つ、手荷物には全て姓名を記載するか目印を付けること
  一つ、吸煙車以外の喫煙は禁止する
  一つ、乗車券は当日一度限り有効で、5〜12才は半額。犬一匹につき片道運賃
  さらに「発着時刻は所定どおりには請け合いかねるが、なるべく大遅れしないようにとり行う」とある。(※一部、表記を変えています)
  これは、明治初期、「陸(おか)蒸気」と呼ばれた新橋―横浜間を走る日本初の鉄道の「乗車心得」だ。
  当時から分煙されていたことが分かるが、それよりも、役人が何やら横柄な態度で取り仕切っていた様子がぷんぷんしてきそうである。ちなみに運行は1日9往復、乗車時間は片道53分だった。現在の同区間の普通列車で片道約30分だから、けっこう早くなかなか立派だ。
  日本最初の駅舎は洋風建築の「横浜ステーション」で1871年(明治4年)完成。町の人々は突如出現した建築物に目を見張り、連日見物人で大賑わいだったそうだ。三十郎思うに、今も続く横浜のエキゾチックな表情は、この頃から積み上がってきた。鉄道が開通した翌年には、横浜馬車道から本町通りにかけて日本初の瓦斯灯が設置された。
  鉄道映画といえばフランキー堺が主演した「喜劇○○旅行シリーズ」(1968?72年に11本製作)と渥美清主演の「喜劇○○列車シリーズ」(1967年に3本製作)が懐かしいが、最近のイチ押しは「鉄道員ぽっぽや」(1999年、降旗康男監督)だ。
  主演の高倉健さんが守り抜いたのは小さな駅と娘への想い。一人娘と愛妻を亡くした日も駅に立ち続け、勤務を続けた駅員の一生が描かれた。撮影は後に「点の記・剣岳」を監督する木村大作、北海道のローカル線映像がとても鮮やかだった。
  マニアではないが、鉄道には人を熱くさせる何かがあると思わない?



この一枚 鯉のぼり333+1


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