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映画のなかの生産機械 08月10日号掲載

空を飛ぶ自動車
「007は2度死ぬ」
1967年 イギリス ルイス・ギルバート監督

 この夏のある早朝、日課のトレーニングを終えた5時30分頃、馴染みのTV番組にチャンネルをひねるとトンでもないモノが写しだされた。こ、これは「空飛ぶ自動車」だ!
自動車として走行中の映像、飛行機に変身する映像、飛行から着陸までの映像がもちろんトリック撮影なんか無く、実写されていた。
  米国・MIT(マサチューセッツ工科大学)出身の5名のパイロットが中心になって設立したテラフージア社が、車と軽飛行機を合体させた新たな「移動手段」を創り出したのだ。既に昨年3月に初飛行テストを終え、米国連邦航空局(FAA)の認定も取っている。
  ガソリンエンジンを搭載したこの夢の乗り物、車自体としては変哲がない。最高速107`、燃費12・7gで、我が家で10年来愛用している車と変わらない。全幅2bというのも我が家の駐車スペースに収まる。ついでに定員2名も、子育てを完了したうちのような夫婦には最適だ。
  ところがこれが、わずか30秒程度、左右に畳んだ翼を拡げると軽飛行機に変身する。空での最高速は185`、航続距離が最大740`で、東京から岡山あたりまでいっきに飛べる。我が愛車はムリですと首を振って小さくなっていた。これは、三十郎が勤務先で製作していたビジネス機(MU機、10人乗り)の仕様に匹敵する優れものの飛行機なのだ。
  FAAは自家用飛行機の最も小型なタイプを「ライト・スポーツ」ランクとし、本体重量は600`以下と規定している。このランクで特記すべきことは、わずか20時間の訓練飛行で飛行免許が取得できること。くだんの空飛ぶ車はこのランクに認定されたことにより既に70名の購入希望者があり、購入希望者たちは予約金1万ドル(約90万円)を支払っている。本体価格約20万ドル(約1800万円)というから、ちょいと宝くじを当て、ちょいと免許取得に必要な暇さえ作れば、空を遊泳ドライブすることが手軽にできるわけだ。実際、2011年後半には米国の空を飛び始める。ついに空にも信号が必要な時代になってきた。
  夢の乗り物とは、かつて映画007シリーズのなかで多く出会った。今も目に浮かぶ『二度死ぬ』(1967年)の一人乗りミニ・ヘリなどがその一例。007では液体燃料を利用した人間ロケット、水中を走る車、それから空飛ぶボートと荒唐無稽の乗り物が次々スクリーンに登場し、心ときめいたものだ。おっと、今や空飛ぶボートもFAAが認定、さらに市販化される時代に!




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