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映画のなかの生産機械 08月25日号掲載

技術の発想法
「モンキー・ビジネス」
1952年 米国 ハワードホークス監督

 モノづくり業界に身を置いて30年超、これまで種々の発想法・技法を経験してきた。早期戦力化の名の下に教育できなかった若手へ、是非伝授したいのが以下の発想法であり手法だ。
VE:Value Engineering(価値ある技術)バリュー・エンジニアリング手法。
  製品に必要な機能を限定し、過剰機能はニーズ・安全・使い易さ等から最小限付加していく。家庭で使う「やかん」で例示すると分かりやすい。必要な基本機能は「水を収めるボディ缶」。これに注ぎ口、取っ手、缶の蓋などが安全面から採用される。過剰機能の「蒸気で音を発する」「電熱性が良く軽い材料」「洗い易い構造」「カラフルなボディ」などは、マーケット層のニーズ度合いに合わせ付加する。
KJ法:提唱者である文化人類学者・川喜田次郎氏のイニシャル。高度成長期に広く用いられたラベル技法。
  4段階で行なう。1段階は各人が開発テーマで思いついた事を、ラベルカードに書き出す(1枚に1案件記載)。2段階はカードの分類作業であり、インスピレーション程度で分類する。3段階はカードを中程度にグループ化させる(関係を明示したいグループとは線で結ぶ)。最終段階は更に大きくグループ化させ、これらを表現できる提案文・内容を大まかにまとめ提案する。
BS法:BRAIN STORMING、嵐のような話し合い。
  小集団によるアイデア発想法。参加各自は自由奔放にアイデアを出し合う。つまらないアイデアがあっても互いに褒めあい、脳の刺激・発想拡大・数多いアイデアを得ることが目的。見当違いなアイデアも歓迎し、他人のアイデアの修正・改善・改良・発展・応用なども大いに結構。ただし本法は会議の意思決定には向かず、あくまでも独創的なアイデア発掘法として利用するのが賢明。
KT活動:改善提案(業務改善)運動
  1960〜80年代、熟練者が密かに得た知識は、得てした本人だけが秘匿していた。これではモノづくりの改善や技術伝承につながらない。個人の技術・技能を共有の財産に開放させるため、事務部門・設計部門・工作部門の垣根を越えた活気的活動を、改善用紙を定めて行なう。
  …豊かな発想や、改善活動にも、それを導き出すための手法があるということだ。
  さて発想といえば、それこそ映画の脚本は「発想の宝庫」であろう。好きな古典代表作は『モンキー・ビジネス』(1952年ハワードホークス監督)。
  話は、研究所で飼育中のチンパンジーが偶然にも若返り薬を製造してしまうことから始まる。これを誤って飲んだ学者と妻(ケーリーグラント&ジンジャロジャース)が織り成すファンタジーコメディー。豊かな発想と想像力がこの映画の支柱になった。可愛くセクシーな秘書を演じたマリリン・モンローも必見!




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