オヤジの社会学   2011年1月1日号掲載

1年の長さ

 
歳をとると若いころよりも時の経つのが早く感じるというのは大方の一致するところである。 青年老い易く、光陰矢の如しなのだ。
  ジャネーの法則というのがある。それによると、50歳の人は5歳の人の10倍も時の流れを早く感じるそうだ。50歳にとって1年は人生の50分の1に過ぎないが、5歳にとっては5分の1に相当する。50分の1と5分の1だから10倍。50歳の1年は5歳の36・5日、即ち約1か月だ。歳をとると1年が早いわけである。
  歳とともにだんだんと新しい刺激や経験が乏しくなるから時間の流れが早く感じられるのだという説もある。こどものころは、それこそ毎日が新しい発見に埋め尽くされていて、それらが次々と記憶に刻まれていく。ところが、歳をとれば、たいがいのことは経験済みのこととなって、印象に残るような出来事も少ない。昔のことは憶えていても、最近のことは忘れてしまう。だから時間が早く過ぎるように感じるという説である。
  時間の感覚というものは非常に主観的、相対的なもので、感覚のずれを生み出す要因は何も年齢に限ったことでもない。
  例えば、サッカーの試合が1―0のままロスタイム2分という状況になったとき、リードしているチームにとって、その2分間は非常に長く感じられるだろうし、何としても追いつかなければならないチームにとっては、たった2分と感じられることだろう。
  やりたくないことをやらされているとき、時計の針はなかなか進んでくれない。好きなことに集中していると、アッという間に時間が過ぎていたりする。
  相対性理論によれば、光速に近い猛スピードで移動している物体の時間は、低速で移動する物体の時間よりも相対的にゆっくり進むという。ひょっとすると5歳のこどもたちは異次元空間をものすごいスピードで移動しているのかも知れない。時間とは不思議でおもしろいものである。
  さて、2010年は皆さんにとってどんな年だったろうか。そして、2011年は、どんな時を刻むことになるのだろう。


中原 亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。




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