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オヤジの社会学   2011年2月10日号掲載

重くてかさばったもの

 
 オヤジの社会学引っ越しをするときに大変なものというとまず本、それからCDやレコード。1冊、1枚はそれほどでもないが、これが50冊、100枚となると非常に重い。普段は棚やラックに収まっているのでさして気にならないが、荷物をまとめてみると、これらがいかにかさばり、いかに重たいかを改めて認識する。
  整理整頓が大変なものといえば、筆頭は写真だろう。自分で撮ったり、人からもらったりした写真を上手に整理し、適宜アルバムを作成できる人というのは、そうはいるものではない。写真の始末が悪いのは、整理がつかなくても、思い切って捨てられないところにある。写りが悪かったり、構図が悪かったりしても、そこに自分や家族や知人たちが写り込んでいるとなかなか捨てられないものである。結果、年代、時代にお構いなく、何の脈絡もなく、ただただダンボール箱に写真が仕舞い込まれる…。
  というのがざっと10年くらい前までの状況だったのではなかろうか。その後、デジカメやパソコンの普及浸透により状況は劇的に変化している。
  デジカメで撮ったデジタル画像はディスプレイで見ることができるので、基本的に紙に焼く必要がない。フィルムも買う必要がないのでついつい撮り過ぎてしまうけれど、データとしてパソコンに収納されている限りかさばることはない。自動的に年代順に整理されていくので、あとで見たい写真を探すのも割と簡単だ。
  レコードはCDに、CDはデジタル・オーディオ・プレーヤーに取って代わられつつある。状況は写真と一緒である。音楽の曲のやり取りはデータのやり取りになっており、パソコンとプレーヤーさえあれば、レコード棚も、CDラックも要らない。
  そして、いよいよ本なのである。
  今いった流れで考えると、本棚が消える可能性は十分あると思うのだ。電子書籍についてはいろいろなことがいわれているが、小さな画面で飽きることなく長時間ゲームに興じるこどもたちを見ていると、とりあえずマンガが電子化されるまでにそう時間はかからないのではないかと感じる。


中原 亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。



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