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柝声(たくせい) 2011年4月10日号掲載


 東日本の、あの大地震と大津波から早や一月、混乱は続いているが、被災の人たちに何とか飢えと寒さを凌げる物資が届き、少し安堵しながらテレビや新聞の震災ニュースを追っていると、いかにこの天災がケタ外れで、受けた犠牲や被災被害が大きかったか、思い知らされる▼三月十一日の昼中、大阪のオフィスで大きくはないが長い揺れに身構えた。あのゆらゆらからわずか小一時間の間に東北から関東にかかる太平洋沿岸のまちまちを破壊し多くの命を奪った▼「想定外」。便利なことばだ。「八・〇程度はあっても九・〇はない」、「二十bを超す津波は千年に一度あるかどうか」、「深刻な原発の二次被害なんて…」▼その「想定外」が簡単に起こった。自然は情け容赦ない。選別、区別もない。エリアの中の人も家畜もペットも、家も船も車も、家具調度も食べ物も、木も草も花も果実も、天災の網にかけてかき混ぜられた▼悲しいかな、なす術なく、「われわれは無力、こんなもんだ」。人の幸運なんてどれほどの価値があるんだろう。助かった幸運はあるが、不帰の父母を待ちわびる幼児の空ろな眼。子を失いランドセルを抱きしめる母親▼幸運は最大の不運なのかも知れない。被災地のみんなが大きな大きな天災という不運のくじを押し付けられてしまった。「同じ」がせめてもの慰めであり、「同じ」が助け合い、共に生きていく出発点だろう▼そしてたまたまこの大震災の地から外れた西日本のわれわれの明日を物語っているといっても間違いではない。ささやかでも力を差しのべたい。






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