情熱と熱情の、赤いバラ

 取材の待ち時間。時間つぶしにぶらり寄った公園の花壇で、か細い茎の上に咲き誇る大きな深紅のバラをみつけた。思わず引き寄せられカメラを向けた。
 バラの花言葉はいくつかあるが、よく知られるのは「情熱」だろう。一方で目の前の真っ赤な薔薇は、「熱情」という品種名らしい。花壇のプレートにそう書いてあった。つまり、情熱と熱情が重なっていて、これはもう、とてつもなく熱く、激しく、濃い~のであろう。
 バラは「いばら」から転じた花の名前なのだそうだ。バラ、棘(とげ)、棘(いばら)の道、情熱…。連想ゲームのように並べたてると、なにやら今の世の中にだぶるようでもある。
(横浜市内で)