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オヤジの社会学   2011年6月25日号掲載

ポーカー・フェイス

 中学生の娘を学校に送っていく時にクルマのラジオでレディー・ガガのヒット曲がかかった。「ポ、ポ、ポ、ポーカー・フェイス、ポ、ポ、 ポーカー・フェイス…」。娘が「ポーカー・フェイスって何?」と尋ねてきた。
 「トランプでポーカーってゲームがあるだろう。自分の手持ちのカードを相手に悟られないように良い手がきたからといってニコニコしたり、悪い手だからとがっかりしたり、そんな表情を相手にみせないことだよ」。「ハーン」。大体はわかったが、さてポーカーというゲームはどんなゲームだったか、と考えているようだった。

 我が家でポーカーにはまっているのは小3の息子である。ご近所のSおじさんの家にお邪魔してしっかりと仕込まれてきた。おじさんの家にはポーカー・チップもあるらしい。我が家ではおはじきが代用品として使用される。カードが配られるとおはじきで「お駄賃」を出す。 ショバ代のことである。そうしてカードをそれぞれが2回ずつ交換していよいよ賭けが始まる。ここからがポーカーの心理戦である。
 手持ちのカードを1枚ずつオープンしながら、その上におはじきを乗せていく。役が良ければカードをオープンするごとに掛け金を上げていく。「ガラクタ」といって降りることもできる。ブタのことをおじさんの家ではこう呼ぶらしい。

 ジョーカーが2枚投入されているので結構、高い役ができる。こちらも久しぶりで、フラッシュとストレートはどっちが強かったかとか、ロイヤルストレートフラッシュと5カードはどっちが強かったかなど、インターネットと首っ引きである。
 Aを含む2ペアができた。まずまずの手だ。掛け金を積んでいく。息子も積んできた。フラッシュ模様である。もしそうなら負けなので、息子を降ろそうとフルハウスを臭わせて4巡で2ペアをオープンさせた。が、息子は降りず強気に張り、笑みを湛えている。熟慮の末、降りた。感想戦で最後の5枚目のカードを開けてみた。息子の手はなんとガラクタだった。



中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。


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