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オヤジの社会学   2011年7月25日号掲載

ホッピーの季節

 オヤジ盛夏である。ビールの季節到来である。
 先日、某ビール会社の営業マン氏と話す機会があった。最近は発泡酒だ、第3のビールだなんだといって安い商品ばかり売れるのだからあんまり儲からないんじゃないの、と聞いてみた。
 「たしかにビール会社は自分で自分の首を絞めているようなところもあるのですが、むかしからあるビールは値段も高いが税金も高いわけです。発泡酒や第3のビールは別名〈節税ビール〉でして、税金が安いんです。値段が高いビールが売れても税金をがっぽりもっていかれる。発泡酒や第3のビールは値段は安いが税率も低い。ということで、大雑把にいえば、高いビールが売れずに、安い第3のビールばかりが売れてもビール会社の儲けはあまり変わらないということになります」
 なるほどそういうカラクリであったか。これはいわばホッピー方式である。
 ホッピーというのはビールテイスト飲料で、これで焼酎を割ったものをふつうホッピーと呼んでいる。いわばビール酎ハイである。元祖酎ハイといってもいい。ビールテイスト飲料に酒税はかからないので、ホッピーを飲んで払う税金は焼酎分だけとなる。だから、ホッピーはビールより安い。発泡酒や第3のビールが安いのと同じ理屈だ。しかも、ビールの飲みごたえを十分備えている。
 ホッピーはあまり高級な店には置いていない。うちは一般大衆の味方です、というようなやきとり屋に行くと置いてある。東海林さだお風にいえば「ホッピー、いてくれたか」。そんな感じである。
 思うに、これはやはり、ビールで酔っぱらえるほどお金持ちでない。あるいはビールは飲みたいがビールの酔いが回るのがまどろっこしくて待てない。そういうブルーカラーのための酒である。なんせ、味はビール、酔いは焼酎という夢のような飲み物なのだ。
 最後はコーフンしてきて、何の話だったのかよくわからなくなってしまった。とにかくビール、いやホッピーの季節なのである。



中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。


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