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オヤジの社会学   2011年9月10号掲載

三大物忘れの話

 お互い50歳となった高校時代の旧友と先日一杯やった。歳はとったが精神年齢は昔とちっとも変わらん、こんなんでいいんだろうかといえば、奴も同じようなもんだという。そうかそうか、そんなもんかといいながら杯を重ねた。
 河岸を変えようということになって1軒目の店を出てしばらく行くと、店の人が走って追っかけてくる。手に携帯電話を持っている。どうやら筆者が机の上に置き忘れて来たらしい。やれやれ。そのあとはお互いの家族の近況など話すうち夜は更けた。それじゃあボチボチ帰ろうかと2軒目の店を出て夜の街を歩き出すと「アーッ」と大きな声を出して今度は奴がきびすを返す。外した腕時計をそのまま忘れて来たのである。やれやれ。これだから酔っぱらいのオヤジはだらしがない。精神年齢は昔とちっとも変わらなくても、記憶力のほうは大分衰えている。頭の老化現象は防ぎようがないのだろうか。

 一説によれば、人が忘れやすいものは3つあるといわれる。
ひとつは、人の名前である。
 街で人を見かける。顔は知っているのだが名前が思い出せない。どこで知り合ったのか、それすら思い出せないこともよくある。顔見知りなのでつい声をかけてしまい、名前が思い出せずに会話に詰まることがある。経験的にいえば、名前がなかなか出てこないのは、昔からの知り合いよりも近年知り合ったのだが、最近しばらくご無沙汰してしまったというような人に多いようだ。

 三大物忘れのふたつめは、場所の名前である。
 地名が出てこない。交差点の名前を人に教えようとしているのに、どうしてもその名前が出てこない。あるいは、ほら、あの石油がたくさん出る国、などと国名が出ない。はたまた、あのチョコレートケーキのおいしい店、なんてったっけな~、などと店の名前が出てこないのも広義では場所の名前忘れに含めることができる。
 そして、三大物忘れの3つめは、えーと、3つめに人が忘れてしまうものが… アレッ、3つめは何だっけ?



中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。


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