圧倒するロボットパワー

 ロボット産業が、しっかり成長期を迎えている。この分野は「作る」も「使う」も日本がトップをひた走ってきたわけだが、今は中国で、ASEAN諸国で、ロボット活用の例はまさに燎原の火のごとく世界中に広がっている。市場化に遅れていたサービスロボットも、「お掃除ロボ」の大人気でマーケット創造が一気に進みそうな気配だ。
 この11月に開催された国際ロボット展では、クルマ向けの大型溶接ロボットが改めて注目された。メーカー各社は、作業を複合化・高速化させ、車体溶接ラインで必要とされた工程を3割ほど減らし、それに伴いロボット台数も1割強減らす―などをPRしているという。工場で働く人の数だけでなく、ロボットの数まで減っていくというわけなのだ。ロボット技術の発展は素晴らしいが、メリット・デメリット、あれこれ考えさせられる時代ともなった。