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オヤジの社会学  2011年12月10日号掲載

超人サンタ

 幼稚園の息子にサンタはいつ頃来るのかと聞かれたので、夜中だと答えると、来るまで起きて待っていていいかという。いいよ、というと嬉しそうに目を輝かせている。しかし、おそらくサンタは彼が寝静まってから登場することになるので、彼はサンタに会うことができないだろう。
 サンタはどこから入ってくるのかと聞くので、ふつうは煙突だが煙突のない家の場合は窓から入ってくるだろうというと、少し安心したようだった。何年か前、上のこどもも同じようなことを聞いた。その年は、クリスマスの朝、サンタの物と見られる靴下が近くの窓に挟まっていた。こどもたちはプレゼントに寄せるほどにはその靴下に関心を寄せなかったが、サンタが窓から出て行った確かな証拠は記憶のどこかに刷り込まれているに違いない。

 プレゼントの希望は何かサンタさんに伝えたのか聞くと、本当はゲームが欲しいんだけどサンタさんはゲームをくれないそうである。去年のクリスマス・イブの日、ゲームをくださいという手紙を誰かに書いてもらって枕元に置いて寝た。しかし、目覚めるとそこに置いてあったのはゲームではなくポケモンの柄の入った枕だったという。
 ことしはゲームをくれるかも知れないじゃないかというと、いや、何年か前に兄がサンタさんにゲームをもらったけど、ゲームばっかりやっていたらおかあさんに取り上げられて、それからサンタさんはゲームをくれなくなったのだという。兄も最近はサンタさんにゲームをもらうのはあきらめ、もっぱら祖母にねだることにしたらしい。

 昨年のサンタさんの傾向と対策からはポケモン・カードか、あるいはポケモンの柄の入った毛布などが有力な候補のように思えるのだが、息子はまだ何をお願いしようか決めかねているようであった。サンタさんだって世界中のこどもを相手にしているのだから、前の晩になっていきなり手紙を書かれても間に合わないのではないかと心配だが、それは人間の考えであって、超人サンタなら大丈夫、きっとやってくれるはずだ。



中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。


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