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オヤジの社会学  2012年01月01日号掲載

年頭に思うこと

 oyaji忘年会に出席するため暮れに東京に出た。数十年来の仲間が集まる恒例の忘年会は毎年、新宿で開かれる。去年は十人ほど。いつも会う者、20年ぶりに会う人。仲間のEがマメに幹事役をこなしてくれるのでこの会は続いている。
 広告代理店に勤めるEは仕事は順調そうだし、最近は夫婦仲もいいようで何よりと思う。Tは長く勤めた不動産会社を辞め独立していた。いろいろと苦労もあっただろう。今は身の丈に合った商売をしているよ、といって肩書きに代表取締役とある名刺を差し出したTは少し誇らし気で少し照れ臭そ うだった。
 Aはマッサージ師で自分の診療所を持っている。腰痛がひどい時に世話になったが、仕事ぶりは丁寧だった。客が客を呼び、繁昌しているようだ。が、Aはなぜか結婚しないで独りを決め込んでいる。
 保険業界にいるKは会う度に勤め先が変わる。今度も初めて見る名刺をくれたが、それも年内限りで新年からはまた変わるという。
 出来のよかったOとSは大手企業の中堅になっていた。2人とも会社の中の役割が固定化してきたとボヤく。おそらく、集まった者の中でも高給とりの部類だと思うのだが、その分、表情にはストレスが刻印されているような気がした。Sは途中で居眠りを始めた。
 昔から垢抜けなかったM。意外にも、海外勤務時代に国際結婚し、いまはイタリアのブランドで経理をしている。はいているジーンズは5万円もするというのだが、ちっとも高そうに見えない。
 20年ぶりに会ったNさんは、2か月前から始めて10キロ痩せたというダイエット法について語る。秘訣は血糖値がすぐに上がる物を口にしないことだといいながら黒糖焼酎をがんがん飲んでいる。
 そんなふうに昔の仲間と食べながら、飲みながら、仕事のこと、お金のこと、家族のこと、あれこれと自分自身のことを振り返る。
 それぞれの2011年が終わり、それぞれの2012年がスタートした。皆にとって素晴らしい年になるよう。そして、何より望むことは、新しい年の暮れも皆元気に再会することである。



中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。





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