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オヤジの社会学  2012年01月25日号掲載

マスク

 オヤジの社会学年が明けてから寒さが厳しくなってきた。冬本番のここにきて大地が冷えてきたのだろうか。冷たい北風が強く吹く。霜が降りて、地面や停めてある車が白く染まっている光景を目にする。やはり冬は冬らしく、身が引き締まるように寒い日がなくては、と思う。ただし、気温が下がるとともに周囲には風邪をひく人も増えている。
 マスクをしている人をよくみかけるようになった。風邪を引いてしまった人は周囲に風邪の素をまき散らさないよう飛沫感染防止のためにマスクをかける。風邪を引いてるわけではなくて自衛のためにマスクをしている人も多い。冬は空気が乾く上、エアコンのついた屋内は乾燥が甚だしい。鼻や喉の粘膜を乾燥させないことは風邪を引かないための予防手段のひとつだ。
 数年来の新型インフルエンザ騒動のみならず、近年は社会生活を送る上で以前よりもマスクをかけたり、マスクをかけている人をみかける機会が格段に増えているように思う。花粉症の人が増えていることも一因であろうか。インフル騒動の時には需要が急増して一時的に店頭からマスクが消えたことさえあった。この景気低迷期にあってもマスクをつくっている会社はきっと儲かっているに違いない。
 最近は機能も進化、充実して、いろいろなタイプのマスクを売っている。使い捨てタイプのものでも鼻の部分に金属が入っていて、それを曲げて顔にフィットさせることができるものが主流である。外気との遮断性が高まりより効果的だし、眼鏡をかけていても曇りにくくなっている。
 最近、中高生の間では風邪や花粉症でなくても大きなマスクをかけることが流行しているという。「マスクをかけているとなんとなく安心感がある」と彼らはいう。
 昔よりも顔全体を覆うような大型化の傾向もみられるので、マスクをかけていると顔が見えず、誰だかよくわからない。学校生活や社会生活の緊張のなか、覆面レスラーのように簡単に匿名性を獲得できることに、マスク人気の隠れた一因があるのかも知れない。

中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。





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