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柝声(たくせい) 2012年02月10日号掲載


 二十数年前、訪ねたアジアのモノづくりの現場は、汚れた思い思いの作業着(私服)に、靴やぞうりを履いた従業員がノロノロ動き、見るからに粗雑な製品がつくり出されていた▼あれから何回、何カ国、何カ所の現場を訪ねたか。木工・軽工品に始まり自動車、自動車部品、家電、IT、重電、機器、工作機械。訪ねる毎に変化、進歩を思わずにおれなかった▼しかし思いのどこかに「これは日系企業。日本の設備をそっくり持ちこんだもの」、現地企業では「真似ている」と上目線を拭いきれずにいた▼多分、現実をみとめられない言い訳だった。本当のところ、アジアのちょっとした生産現場を写真に収めると日本の工場の現場と見分けがつかない▼いや、むしろ先の先まで仕事が見込め設備更新のスピードが日本より早まり、高度生産設備が整い始めている分だけ先行している現場が見受けられるようになった▼これに日本は極端な円高と周辺国のFTA等の動き。それに少子化による将来的な需要の先細り、これを補う「地産地消」の展開。そのまま受け取れば「未来なきニッポン」ということになる▼でも「事実を事実として受け止めて」ではないだろう。あのモーレツな勢いを誇った中国も、かつて高度成長の後の日本のようにブレーキがかかり始めている。歴史も経済も巡るもの▼だが、その中国もアジアも「大丈夫」と思わせるのが底抜けのバイタリティーだ。日本は知もウデも大丈夫だが欠けているのはあの生き抜く力。戦後を生きた力を今一度取り戻したい。





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