クルマはいまや「変化のシンボル」

 今もワールドプレミア(新車)が主役のモーターショウと違い、こちらは敢えて言うなら「主役不在」。否、だからこそ宝探しのわくわく感がある。
 この25日まで開催の「人とくるまのテクノロジー展2012」(パシフィコ横浜)には、次世代車への採用を睨んだ製品・システムが、新素材からEV用コントロールユニット、バッテリー、モーター、解析ソフト、充電システム、そして各種安全システムなどと多彩に展示された。
 太陽パネルをルーフに積んで走行距離を伸ばしたり、EVカーを電源にして家電製品を使ったり…。やはり一番のキーワードは「EV」なのだが、ビジネスの裾野が想像以上に広いことを会場で実感する。ダイレクトドライブインホイールモーターで知られる「慶応大」発のシムドライブ社は、会場で開発車をアピールするとともに、次世代カー開発への参画を関連企業に広く呼びかけていた。ひと言でいえば「プロジェクトに参加して、成果物を共有しましょう」との提案。クルマも、またクルマづくりの形やプロセスも、大胆に変化しつつある。