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オヤジの社会学  2012年06月10日号掲載

女は子宮で考える

 「女は子宮で考える」といわれる。「男は睾丸で考える」とはあまりいわない。省略されているこの対句は、やはり「男は頭で考える」が正解だろう。
 子宮で考えるとはどういうことなのか、男たちには到底計り知ることのできないことであるが、敢えて察するに、子宮とは母性本能の象徴であって、その本能が頭で考える合理的な結論よりも優先するということではなかろうか。母性本能とは、突き詰めていってしまえば「種の保存」本能である。
 子宮で考える、というのは、自分のことよりもまず子どものことを考えるという意味でもある。母親というのはいつも自分の子どもをどうやったら守れるかということを考えている。たとえ、ひもじくとも、自分の食糧を子どもに与えるに何の躊躇もない。そうやって、永々と人間の種を保存してきたのである。女はいつも動物的な本能に忠実に生きている。
 「ウーマン・イズ・ストロンガー・ザン・マン。マン・イズ・クレバラー・ザン・ウーマン」という言葉もある。直訳すれば「女は男よりも強い。男は女よりも利口」という意味である。子宮で考えることができ、本能的に生きることのできる女性は強い。現に平均寿命は男よりも女のほうが長い。
 男と女が口論する時、どちらかというと女は感情的、情緒的になりがちではなかろうか。対する男は論理で反論しようとする。男のいうことに一見、合理性がありそうだが、それはしかし、論理によるすり替えで、実は女のほうが真実をいっているなどという時がある。子宮と頭が口論するのだから、端から話が噛み合ない。夫婦喧嘩は犬も食わない。
 男は外で働く。外に出た男は広い社会性を獲得する。男の論理性というのは、共通の約束事で世の中が動いていくには欠かせないものだろう。だが、いまの世の中、男の論理で突っ走った結果、いろいろなところに歪みが生まれている。論理のすり替えが横行している。女性的な子宮の思考、子宮の哲学ともいうべきものを世の中が必要としている。そんな時代だと思う。


中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。





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