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柝声(たくせい) 2012年06月25日号掲載


 「浮世離れ」ということばがある。浮きは憂き、苦しい、辛い、はかないの意味だから「浮世」は思うに任せない世(暮らしや人生)。これに「離れ」は無関係、無関心、超越あるいは(常識)逸脱▼二つの言葉がくっつくと人を指して「世の中、大変なのに少しも気にかけていない」、「大変なのに能天気な言動をする」御仁とでもいえようか▼この言葉は物事の態様にも使われるのだが、それはこの際、横に置いて人の浮世離れを思い浮かべると「ああ、あんな人のことをいうんだな」と推察できる▼最近、一般紙の読者欄を読んで投稿者に現役を離れた七十代、八十代の一家言氏が多いことと、「浮世を忘れてしまったのかな」と思われる意見が多いのに驚かされる▼新聞社の姿勢や選別にもよるが、それにしても原発再稼動絶対反対、消費税増税反対と声高。いや意気軒昂▼現役世代とて原発再稼動には不安を抱いているし消費税アップを望んではいない。だけど原発が止まって原・燃料コストが高騰、モノづくり企業はこのままでは立ち行かず、グローバル競争に勝てないため真剣に海外移転を考え始めている▼今でさえ若い人たちは就職難で憂き世にあえいでいるのに、この上、企業移転で雇用が減ったら…。日本の産業、経済が収縮したら…▼それを原発稼動の、何でもありのいい時代に稼いで、浮世(現役)を離れたら「そんな今の人たちのこと、これからの人たちのことは知らない」とにべもないことをおっしゃるのだろうか▼ここは、憂き世に悩む後輩たちのことを慮り、「脱原発は時間をかけて」「増税もありき」と応援旗を振る先輩が出てくることを期待しているのだが。




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