サイト内検索 WWW を検索

オヤジの社会学  2012年08月10日号掲載

五輪の花は笑顔

 メダルラッシュに日本中が沸いている。こちらも選手たちの笑顔に元気をもらっている。
 アーチェリー女子団体は、事前のメダル予想ではあまり耳にしなかったけれど、彼女たちは劣勢になっても競技中から笑顔を絶やさず、その明るさで勝利をたぐり寄せた。
メダルラッシュといえば競泳である。選手たちは皆、いい顔をしている。北島選手の3連覇は成らなかったが、北島の背中を見て育った次の世代の若者たちが着実に力をつけている。
 ほかにもテニスの錦織、卓球の福原、石川、岸川、女子バドミントンのフジカキ・ペア、男子アーチェリーの古川、女子重量挙げの三宅、八木など、メダルは別にしてその戦いぶりと戦いを終えたあとの笑顔に心を打たれた人も多かろう。
 一方、柔道では女子57キロ級で闘志むき出しの松本選手が金メダルを獲得したほか多くのメダルを獲得したものの、男子が正式種目採用以来初めて金メダルを逃したことに早くも戦犯探しが始まっている。
 観戦していて思うのは、柔道の選手たちが他の種目で活躍した選手たちのようにのびのびと戦えていないということである。金メダル以外はメダルではないという憮然とした態度をとる選手や、メダルがとれず申し訳ないと泣きじゃくる選手もいたが、一体誰に向かって申し訳ないと言っているのか。
 柔道がスポーツとして国際化したいま、金メダルが最低ノルマのような日本柔道界の姿勢もそろそろ改める時期ではなかろうか。発祥の地だからイングランドがサッカーで勝って当然と考える人はいないし、相撲でさえモンゴル勢に歯が立たない。選手たちに無用のプレッシャーをかけても好結果は望めまい。
 「オリンピックは参加することに意義がある」とは、結果よりもよく戦ったかどうかが重要であるというクーベルタン男爵の至言である。勝っても負けても清々しい、それこそ真のスポーツマンシップなのではないか。日本柔道界には、ぜひ、スポーツマンとしての笑顔を忘れないでもらいたい。


中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。





この一枚EMOハノーバー2013

鯉のぼり333+1


JIMTOF2012に12万8674人

動き出す スマート社会

クルマはいまや「変化のシンボル」

国際太陽電池展から

希少な大型太鼓、古都奈良で公開

圧倒するロボットパワー

大阪ロボット産業PR大使 初舞台





コ ラ ム

柝声(たくせい)
13年10月25日号

過去の記事

挑む加工現場


オヤジの社会学


ビルダー最前線


映画の中の生産機械


特集
2013年10月25日号

8〜11面
山善名古屋支社竣工
17〜19面
2013年国際ロボット展