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柝声(たくせい) 2012年10月10日号掲載


 古い話だが、取材で米国を訪ねた際、米国で働く日本人と韓国人の通説的な比較評価を聞いたことがある▼「経済大国ニッポン」から来た日本人、「発展途上国韓国」の韓国人。「期待度」には大きな開きがあったが「信頼度」は韓国人だった▼理由は、「日本人は稼ぎに来て、成功すると帰って行く。日本の諺で『故郷に錦を飾る』気持ちが強い」。「韓国人は国に十分な働く場がないため、家を処分し、永住の覚悟でやってくる」。仕事のパートナーとして米国人は彼らに安心感を持っているとのことだった▼あれから二十数年。日本経済はさらに巨大化したけれど、あれもこれも頭打ち。何かをしようにも手詰まり感にさいなまれている▼対する韓国は瞠目の成長を遂げ、テレビや携帯などで追い抜いたばかりか、世界の評価でも日本を猛追、「逆転の日もそう遠くない」との話も聞かれるようになった▼なぜこんなことに――そのヒントがかつて、米国で聞いた日韓、人の違いの延長上にある気がしてならない。日本は高度技術や開発力で世界に進出したが、リスクの大きさを考え、「あえて海外に出なくても巨大な国内市場で足りる」と内向きになった▼韓国は、リスクはあっても成長するには世界しかない。世界に出て、溶け込み生きる。その強い覚悟、いや、今はそれを当たり前と思う気持ちが韓国の人たち一人ひとりにあったということだ▼日本の新たな成長も世界を除外してはありえない。その牽引役は若い人たち。その若い人たちが当たり前の顔をして世界へ出て行くようになれば、潜在力を誇る日本だから元気と勢いを取り戻すに違いない。




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柝声(たくせい)
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