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オヤジの社会学  2012年10月10日号掲載

シェアハウス

 長女が大学進学を希望している。実際に自分のことになってみると、 つくづくお金のかかるものだなと思う。受験費用、入学金、授業料などでざっと百万円、親元を離れて暮らす生活費が少なく見積もってもざっと百万円で初年度は年間二百万円の支出増である。
 何とか切り詰められぬものかと思うが、教育関係費はよほど優秀で特待でも取らない限り固定なので、切り詰められるものといえば生活費のほうであろう。とくに、アパートなどを借りる賃貸料に事業仕分けの矛先は向かうのであった。そんな話をしていたら、知人が最近はシェアハウスというものがあると教えてくれた。
 女子学生などが何人かのルームメートを募って一緒に暮らして部屋代を割り勘にするということは以前から耳にすることである。しかし、これはルームシェアといって最近増えているシェアハウスはもう少し進化しているようなのだ。
 シェアハウスは、それを運営する事業者があって、キッチン、トイレ、バス、洗濯場、広めのリビングなどの共有部分があり、それぞれの入居者の個室がついているというのが一般的なスタイルになりつつある。入居者はいまのところ学生よりもむしろ社会人が多く、賃料はひとりで部屋を借りるよりも必ずしも安いわけではないらしいが、そうした共有部分や設備がひとり暮らしの物よりも結構贅沢で充実しているところがウケている理由のひとつなのだ。
 赤の他人と暮らすわけだし、男女混合のところが多く、娘を都会に出す親としてはそれなりに不安もある。しかし、何が起こるかわからない昨今の世の中。災害時や病気にかかった時などはかえって近くに人がいてくれて、周りの人の目が届くほうが安心という面もある。遠い親戚より近くの他人、と言われる通りだ。入居者たちは、共有部分を通じて自然に生まれる交流がシェアハウスのおもしろい点だともいっている。
 出費を切り詰められるかどうかは別にしても、新たなひとつの選択肢になり得ると思うのだが、「絶対にひとり暮らしがしたい」と娘はいうのかも知れないな。


中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。





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