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柝声(たくせい) 2012年10月25日号掲載


 前回に続いて古い話になる。今は故人となられた大手工作機械メーカーの社長を取材し、余談で、マシニングセンタ製造のロボット工場を子供たちに見せたいと話したことがあった▼人間とロボット(半自動化製造ライン)がタッグを組んでロボットマシン(マシニングセンター=MC)をつくる現場と、完成したMCのロボット加工に触れさせたかった▼社長は「お母さんと一緒の見学会を企画してください。協力を惜しみません」と即答された。子供たちに「マシンづくりの夢と楽しさを知ってもらい、将来、一人でも多くモノづくりを目指してもらえれば…」。お母さんは「お父さんの日々の苦労を知ってもらいたい」だった▼その後、機械市場の急変で、しばらく時間を置かざるを得なくなり、当方が次の踏み出しのタイミングを失ってしまった▼賛同いただいた社長側も、グローバル化した業界に対する強い風当たり、企業間の生き残りを賭けた競争の中で「今を生きる」ことに集中せざるを得なくなり、「未来」は棚上げになった▼旺盛な経済活動の中で盛り上がりつつあった企業のフィランソロフィーもメセナも次第に鳴りを潜め、「目は足もとに、成長下につけた贅肉は削いで軽量化」へとこぞって方向転換▼無理からぬ話だが、目が内に向いている間に、夢見た「未来」の真ん中にパソコンやスマートフォンが座り、子供たちはツイッターやゲームの虜になってしまった▼こうした子供たちを壮大且つ精緻なロボットによるモノづくりの世界に誘い、少しでも変わるきっかけをつくれたらいいなと、あの時の思いに浸る今日この頃である。




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柝声(たくせい)
13年10月25日号

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2013年10月25日号

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