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オヤジの社会学  2012年11月25日号掲載

結果はテレビでご覧下さい

 電話がかかった。衆院解散前夜のことである。平板な女性の声がマスコミの名前を告げて無作為抽出による電話アンケートに協力してくれという。こんなところで運を使い果たすよりも宝くじにでも当たったほうがどれほどいいか、とも思ったけれど、どんな質問が用意されているのか興味をもったので協力することにした。
 第1問は、「次期衆院選比例代表区で支持する政党は」。いきなりそういわれて、すぐに回答できないでいると、やや間があって平板さんは「では、読み上げます」といって、民主党から始まってたしか16あったと思うが、政党名を一気に読み上げてくれた。こんなにたくさんの政党が乱立しているのか、とやや辟易としながら、「まだ決まっていません」と回答。
 その後、「解散を決めた野田政権を支持しますか」「橋下さんの消費税11%、地方への税の再配分を評価しますか」「第三極結集の動きを評価しますか」と続き、「結果は日曜日のテレビでご覧下さい」と終了した。
 回答を終えて、改めて今回の選挙は有権者にとって難しいと思った。公示、投票日まで、まだ間があるとはいえ、一体どこに入れればいいのか、これといった明確な論点がないうえ、政党の色合いもはっきりしないからだ。結局何もできなかった民主党政権への失望感が大きく、有権者は方向感覚を失っている。
 もちろん、混乱の中でいくつかの方向感を予想することはできる。それは、民主の退潮、自民の復調、第三極への期待の3つのベクトルである。しかし、この3つのベクトルがそれぞれにどの程度の力で作用するかが読み切れない。また、第三極が大同団結するのか、いくつかの選択肢が残るのかによっても選挙後の政治の姿は大きく左右されるだろう。
 結局、どの政党も単独過半数獲得は難しく、選挙後の連立の可能性が高いが、投票前にその姿がどの程度まで有権者に提示されるのか、不透明感が拭えないのである。どんな政権が誕生するのかを投票後のテレビで初めて知らされるのだけは、御免蒙りたい。


中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。





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