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オヤジの社会学  2013年3月30日号掲載

桜満開

 今年は彼岸前から暖かな日が続き、例年より一足早く桜の季節、花見シーズンが到来した。なので、この記事が新聞に載ったころには、桜前線はもう大分、日本列島を北上しているかも知れない。
 多事多端な日々を送る中で、時にゆっくりと花見を決め込むのは我々の精神衛生上、誠に結構で贅沢なことである。暖かな日差しの中で見るもよし、夜桜もまたよし。会社の仲間と見るもよし、家族で花見もまたよしだ。
 桜はいつが見ごろかということについては、いろいろとご意見もあろう。日本人は皆、桜が好きで一家言もっている。私は花がポツポツ咲き始めた2、3分咲きがいい、春の訪れを感じさせる。いやいやそれでは早すぎる、ボリュームが出てくる5、6分が見ごろですよとか、何事も8分目が大事です、8分咲きの桜に限る。何をおっしゃる、桜は盛りを過ぎて散りゆくところを悲しみとともに眺めるものですなど各人各様の好みがおありだろう。
 筆者はというと、まったく一般的、ミーハー的にやはり満開の時が好きだ。我が身の歳も顧みず、わぁー、と思わず叫びたくなるように咲き誇っている桜が好きだ。それを、風のない春の暖かな日差しの中で歩きながら眺めたいと思う。
 では満開はいつなのか。花が一輪も落ちていない満開の瞬間という奇跡的な状況もないではない。しかし、花が落ちていない時は満開にはまだ早いことが多いように思う。風もないのに花がはらり、はらりとわずかに落ちているけれど、花が咲き切ってくる力が圧倒しているとき。そこが、桜満開の瞬間である。
 週末に花見の予定を立てていると、なかなかタイミングがぴったり合うというわけにもいかない。微妙に早かったり、遅かったりする。しかし、それもまた一興。満開に咲き切ったあと豪快に散ってゆく桜吹雪の中で日本酒などチビリとやれば、それはそれだし、少し早かったなと思いつつ昼間からビールを飲むのもまた楽しい。最後は結局、酒飲みのたわごとになってしまった。


中原亭(なかはら・てい)…金融、工業系と紙誌の編集を経て田舎暮らしにチャレンジ。現在、地方紙コラム執筆・地域雑誌編集のかたわら、田んぼを耕作。5人の子持ちオヤジ。





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