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柝声(たくせい) 2013年5月10日号掲載


 日本の二〇一二年度の貿易赤字八兆一千七百億円。この巨額の赤字、理由が輸入燃料の急増に円安の追い討ち、それに期待する輸出の不振▼「少々、輸入コストがアップしても円安に誘導して輸出環境を好転させる」、そんな狙いをつけた力ずくの日本経済再生戦略が打ち出されたのだが…▼どこかで読み違い、見込み違いが出始めたということなのか。円が一円安くなればA自動車メーカは数百億円、Bメーカーは数十億円なんていわれたのに…▼いや、確かに円高で臍(ほぞ)をかんだ差損が差益に替わり、大きな企業利益に結びついた。それに日本の輸出環境も好転した▼ところが輸入側が色々と都合が悪くなった。日本が期待するアジア。輸出先の欧州の低迷で輸出が落ち込み、設備投資手控え、それが日本に影響▼中国とは、領土問題も否定できない。貿易赤字はさらに大きくなり、心配なのは常態化することだ。「日本は対外投資の所得があるから経常収支は黒字」なんていつまで言っておれるか▼先頃の発表では国内製造業は上向きとのことだが、一方で要の自動車が海外仕向け分を次々、現地へ生産移転の発表。関税障壁や現地との折れ合いを考えると円安効果は言っておれないということか▼自動車がそうであれば生産機械も設備も現地生産現地消費の流れは歯止めが利かなくなってしまう▼国内は生産も雇用も、したがって消費も低迷、燃料輸入増加の赤字だけが…。実力ある日本なのに、凝った「政治目線の経済政策や戦略」が日本のモノづくりを結果、ダメにしてしまわないか、気掛かりだ。







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