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柝声(たくせい) 2013年6月10日号掲載


 連れ合いが病床に臥す長姉に次姉、次兄、三男の当方夫婦三組、あわせ七人で六月初め、田舎の墓参りと温泉旅行を楽しんできた▼長姉が傘寿、三男の古希をささやかに祝おうと、本家を継ぐ次兄の呼びかけに参じたものだが、残された時間も多くはないから「集える時は…」との思いもそれぞれにあった▼男四人、女二人の六人きょうだい。二十数年前、長兄の提唱で六組の夫婦旅行を企画したのだが、肝心の長兄が果たせず病没、十一名の「きょうだい会」に…▼以来一年、二年間隔で温泉地めぐりを楽しんできたが、この間、病臥や鬼籍入りで一人減り二人減りで七名になってしまった。「揃って元気」と場を仕切る長姉と次兄▼が、老いは隠せない。口は揃って達者だが、足、腰が…、身のこなしが…口ほどに動かない。それも仕方がないことだけど、少し残念だったのは揃って自負し、誇りとしていた「子離れ」が揺らいでいたことだ▼子供たちを、「一時も早く親離れさせ、自分で考え、自分で描きあげた道を進ませる。親はそっと背中を押してやり、可能な限り子供の世話にならない」▼「親の長患いに子供が、子供の家族が看護」するテレビや新聞などの報道美談に抵抗があった。残り少ない親の人生のために「可能性に満ちて、これからが楽しいはずの子供や子供の家族の人生を犠牲にして満足なのか」▼そんな強い気持ちで歩いてきたはずなのに、姉が、兄が日々の生活を語る端々に子供たちを頼る話が出てくる。これが老いなのかな、と思いつつも自負を通さなければと自らに言い聞かせた田舎への旅だった。





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