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柝声(たくせい) 2013年10月25日号掲載


 日本の輸出は持ち直してきているが貿易収支は昨夏来連続して赤字。比較可能な統計の中で最長だそうだ▼円安で、海外のユーザー、コンシューマーは日本の高機能、高品質設備や商品が安く買える。それが輸出増につながっている。しかし加工貿易の国、日本にはつらい▼品物をつくる燃料、原材料のほとんどを輸入。いずれも円安のために割高。差し引くと輸出額より輸入額の方が大きくなり、結果、赤字というわけだ▼企業個々においても引合い、注文も多くなり生産現場も忙しくなってきたが、材料代、電気代と次々値上がりし、ついでに賃上げもとなると、諸費切り詰めても儲けは…▼こんな状況から抜け出す一策が大手を中心とした生産の海外移転。「売れる市場のそばでつくれば輸送コストも安く拡販も容易になり国際競争にも勝てる」▼それに貿易収支が赤字でも所得や配当や投下資本の大きな利益があり、経常収支が十分黒字だから「円安や原・燃料高などで赤字だと神経質になる必要ない」との意見も…▼しかし、このままだと日本の国全体としてカネ(利益)は何とかできても、日本の最大の強みである技術開発やモノづくりの力はダメになってしまう▼良くも悪くも「見本」が米国だ。その昔、モノづくりを世界に委ね、金融大国の道を選んだが、「カネの土台はもろい」ことを学習し、近時、改めてモノづくりの国へ回帰をはかり始めた▼形ある「モノづくり」はいかに確かで強力かを教えている。このことを、日本もしっかり学び、しつこくこだわっていかなければ世界の追い上げの中で埋没してしまうことになりかねない。




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