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アジア・シームレス物流に脚光

都内のフォーラムに5千人

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 講演やディスカッションなど36の発表と62社・団体による展示で構成し、製配販・国際サプライチェーン連携の課題解決策を探る第3回「アジア・シームレス物流フォーラム」(流通研究社主催)が6月26・27日、東京・大田区の東京流通センターで開かれた。安全性を伴った自動化や標準化、アジア輸送支援などの取り組みが紹介。初日には国土交通、経済産業両省の政策の講演や上海フォルクスワーゲンのパネルディスカッションなどがあり、聴講希望者の行列ができるほどの人気だった。2日間で昨年より3割多い5363人が来場した。
 出展したマテハンメーカーはアジアやネット通販向けに受注が増えていることを口を揃えて話した。今年3月末に海外売上比率が6割を超えたダイフクは「アジアユーザーの設備投資は段階を踏んで徐々にステップアップする傾向があったが、最近は完成度を一気に7割程度まで高める例が目立つ。生活水準が急激に上がっているからだろう」と話す。オークラ輸送機は「中国のほかタイ、ベトナムの仕事が増えている。と同時に国内ネット通販向けはこの5年ほど忙しく、繁忙はまだまだ続く」と見る。
 周辺機器も充実してきた。初回から毎年出展している山善は既存の機械・工具ルート以外の商機を狙い、取り扱う免震装置(THK)や電子ペーパーを用いたRFID装置(アイオイ・システム)、スポットクーラー(ダイキン工業)、LED照明(ソディックLED)などを流通業界へ訴えた。「免震システムは転倒を防ぐだけが目的ではない。地震による加速度でサーバー内のデータが壊れるのを防げる。BCPの要となるサーバーを守ることの重要性も周知していきたい」と言う。