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昭栄産業、ポスト創業75周年

テクニカルフェアを開催

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 昨年、創業75周年を迎えた昭栄産業(新潟市、平澤利明社長)は5月19日と20日の両日、燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市)で第36回「STF昭栄テクニカルフェア」を開催した。工作機械メーカー17社、機械工具・産業機器メーカー42社が出展。工作機械はJIMTOF2016出品機をはじめとする全27台、うち県内初出品が21台と充実のラインアップで注目を集め、県内外の製造事業者405社1037人が来場した。
 開会式で平澤社長は「今年は老舗100年企業に向けたスタートの年。伝統とは革新の連続だ。STFのフェアも今までとは切り口を変えて精密部品加工、自動化、精密加工・金型の3つに展示ゾーンを分け、『価値ある提案営業』をさらに推進する」と表明した。
 出展メーカーを代表して挨拶したミツトヨの沼田恵明社長は「IoTや自動化など、今はまさにパラダイムチェンジの時代。ここ新潟から日本のモノづくりを元気にしていこう」と士気を鼓舞した。
 昭栄産業の前期(16年6月期)の業績は売上・利益とも過去最高を記録。平澤社長は本紙の取材で「今期は売上こそ落ちているものの受注は今年2月以降プラスに転じ、今期10カ月の受注ベースは前期比110%。県内企業は業種を問わずほぼ全方位好調で、特に自動化や精密加工・金型関連の投資意欲が強い」と話した。
 会場の精密加工・金型ゾーンでは、碌々産業が微細加工機「AndroidⅡ」を県内初出品。機械、工具、CADCAMの三位一体で加工の高精度化を実現できる例としてユニオンツール、C&Gシステムズとコラボしたサンプルワークを展示し、「ロングネック小径のCBN工具でも刃先の振れを1ミクロンに抑えられ、80個以上ある突起のピッチ精度も1ミクロン以下。テーパ面も高精度に仕上げられる」(同社)と説明した。
 三井精機工業の高精度ジグ研削盤「J350G」も県内初出品機として注目を集めた。「世界最大の砥石自動切込ストロークに拡大し、特に金型ダイプレートなどの高効率化で好評」(奥田哲司社長)と言う。
 精密部品加工ゾーンではシチズンマシナリーがCNC自動旋盤3種を展示し、「切粉がつながらないLFV(低周波振動切削技術)搭載機種を中心に、新潟県内などで爆発的に売れている」(同社)。また、自動化ゾーンでは不二越の6軸多関節ロボを用いたバリ取り工程の自動化などのほか、無人搬送台車(日本電産シンポ)、人と働ける協働ロボ(ファナック、THK等)を提案した。