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ソディックが金属3Dプリンタ

メーカー名商品名
ソディック金属3Dプリンタ

ファイバーレーザで溶融凝固+切削仕上げ

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 ソディック(金子雄二社長)は金属粉末をファイバーレーザと切削で積層造形する金属3Dプリンタを初開発、今秋から販売を開始すると発表した。販売価格(税別)6500万円から。石川県の同社加賀事業所で年60台以上の生産体制に入るという。
 ワンプロセスミーリングセンター、リニアモータ駆動「OPM250L」として、金型製作用をメインに部品加工向けなどで売り出す。
 幅、奥行き、高さとも250㍉までの造形物を生成できる。パナソニックとライセンス契約を結び、パ社の500ワット大出力Ybファイバーレーザで高速3Dプリントを実現させた。計5つの特許申請を行っている。
 同機の特長としてソディックでは「自前の要素技術を使って業界初のワンストップソリューションを提供できることが最大の強み」(金子雄二社長)とする。自社開発のNC、ミーリング加工軸に採用のオリジナルリニアモーター、高速切削技術、さらに射出成形機や粉体関連技術等も含め「製造現場に導入し、活かしていただくための支援をトータルに行ない」(同)、普及を目指す。
 加えてOPMラボラトリー社(京都市下京区)へ資本を投じ、同社をグループ傘下に迎え入れたことが注目される。OPM社は金属3Dプリンタの最大級の活用効果例として注目される金型内部の3次元冷却配管設計(CAD)に強みを持ち、さらにレーザーとミーリング双方のパス生成(CAM)、成形加工時の樹脂温度分布シミュレーション(CAE)等で実績を持つ。OPM社が傘下に入り、ハードに加えソフト面でもアドバンテージが出せる、そうソディックでは強調していた。開発責任者の佐野定男常務は「(レーザー発振器を除き)すべて自社グループで製造し提供できるため、コストパフォーマンスにも優れる」と付け加えた。  このほか主な仕様として、最大積載質量100キログラム、ミーリング主軸の回転速毎分最大4万5000、切削ATC16本、機械本体寸法1870×2200×2055mmなど。重量は4.5トン。金属粉末は自社で調達し提供するという。
 今後の取り組みとして、まず金属の粉末材料については「現在マルエージング鋼やスターバックス材など一部の金属粉末でテスト造形してきたが、今後はチタン系合金やステンレス系に応用させる」(佐野常務)とし、造形サイズについては「ユーザー目線で導入効果を検証し、今回は250角仕様とした。今後は大型化など検討し、シリーズを増やしたい」(同)と話した。