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ダイヘン、可搬20㎏のレーザ対応ロボ

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ダイヘン高精度6軸ロボット「アルメガFD−V20A」

軌跡精度向上で薄板加工

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 ダイヘン(メカトロ事業部=神戸市東灘区)は7月15日、レーザ加工にも使える高精度6軸ロボット「アルメガFD-V20A」を市場投入する。
 自動車業界で需要が増えている高張力鋼の薄板加工に対応するため、軌跡精度の誤差を従来機比の半分以下に抑えた。モーターの性能向上と減速機の高剛性化に取り組むことで、マニュピレーターの機械的な強度を高めている。
 直径5mmの小さな円を描く動作速度と軌跡精度を検証したところ、毎分2mで0.2mm、毎分10mで0.15mm以下の誤差でおさまったという。
 ロボット先端の可搬質量は20kgに設計した。レーザ切断などの重いトーチも取付けられる上、プラズマ溶接にも対応している。高軌跡精度を活かし、シーリングにも適用可能。先端の微小な動きが面品位に大きく影響するガス切断についても、「高精度化により速度が一定に保たれるため、切断面の精度向上が期待できる」(企画部)とした。
 ロボット姿勢が大きく変わってもトーチ先端の振動を抑える構造のため、ドアサッシュのような局所的にコーナー部分が多い加工にも対応しやすくなっている。製品化にあたって、薄板加工だけでなく、自動車のモーター、制御用配線、バッテリーケースといった「今まで以上に精密な溶接、切断の要求が求められる」工程も想定して開発した。
 国内販売価格は592万7千円。既存の20kg可搬ロボット「FD-V20」をベースに作ることで、保守部品の共通化とコスト削減を図った。日本のほか、韓国、欧州市場でも投入する予定で、国内外で年間500台の販売を目指す。