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東洋エンジニア、デマンドコントローラー「かんデマ」

メーカー名商品名
東洋エンジニアデマンドコントローラー「かんデマ」

エアコン細かく制御し、デマンド抑制

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 東洋エンジニア(上野和男社長)のデマンドコントローラー「かんデマ」が好評を博している。年間販売台数は昨年で約60台。猛暑と電力料金の上昇で企業の節電ニーズが増大する中、大手自動車メーカーや商業施設チェーンへの採用が決まるなど、さらなる拡販の道が見えてきた。
 「かんデマ」は電力使用量を常時監視し、急激な電力負荷の上昇を感知する。そのまま使いすぎると設定使用量を超えてしまうと予測した時に制御信号を出し、エアコンの運転を自動で送風モードに切り替える。
 開発営業所の小川朝雄課長によると、「試算では室外機圧縮機総出力を約20%削減可能」という。自社の本社社屋に設置したケースでみると、1年間で約131万円も電力料金が下がった。機器購入と取り付け工事に投資した約130万円を約1年で償却できた計算。「電力の基本料金を決めるデマンド値を引き下げられたのに加え、送風時の節電効果も大きかった」(小川課長)。

■暑さの苦痛、ほぼゼロ
 制御には特許技術「時分割制御」を採用した。建物のエアコンを9グループに分け、3分ごとに制御するグループを変える技術だ。送風と冷暖房を少しずつまんべんなく切り替えていくため、冷房時の室温は最大でも0.8℃しか上昇せず、「体感的にはほとんど影響がないレベル」(同)という。
 デマンド値に関わらず時間を決めて時分割制御を行う「省エネモード」も用意しており、さらなる節電が可能になる。また、制御は冷暖房と送風を切り替えるだけなので、エアコン側への負荷もゼロ。経済産業省「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」の対象機器で、今後は、「エネマネ事業者との連携も視野に入れ、拡販に臨みたい」(同)とする。