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山善、マグネ火災受け勉強会

機械納入先の安全確保へ

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 山善の機械事業部は7月8日、東京・品川の東京本社で工作機械に付ける自動消火装置の社内向け勉強会を開いた。5月に東京・町田で起きたマグネシウムによる工場火災をきっかけに、機械の納入先の安全を確保するのが狙い。マグネシウム合金やチタン合金は携帯電話やパソコン、航空機部品などに使われる身近な金属になったが、加工工場での安全対策が不十分なケースがあり町田のような火災は過去にも起こっている。
 講師を務めた初田製作所の山岡学・特機課長は一般的なCO2消火剤ではマグネシウムやチタンの火は消せないと指摘する。「合金は純金属よりは燃えにくいが、着火源があれば燃え、対応しない消火器や放水などで爆発的に炎上することがある」。同社が薦めるマグネシウム合金切削屑火災用自動消火システム「アルゴナイト・キャビネックス」はアルゴンと窒素ガスのみで消火。消火後に機械をすぐに復旧できるのは同社製システムだけという。
 乾燥砂を機械脇に置いて対応するユーザーもいるが、長期の保管で水分を含むことがあるので管理が難しい。(一社)日本工作機械工業会は東京消防庁からの指導を受け今年2月に工作機械ユーザーおよびメーカー向けに安全指針を策定(日工会ホームページからダウンロード可)し、対応を呼びかけている。