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DMG森精機、量産部品向け40番横形MC

メーカー名商品名
DMG森精機高速横形マシニングセンタ(MC)「ⅰ50」

高速加工で、生産性向上

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 DMG森精機(森雅彦社長)は8月に、量産部品加工用高速横形マシニングセンタ(MC)「ⅰ50」を発売した。
 新機種は、5C(シリンダヘッド、シリンダブロック、カムシャフト、クランクシャフト、コネクティングロッド)と呼ばれる自動車エンジンの主要構成部品のうち、シリンダヘッドとシリンダブロックの加工に特化した主軸40番の横形MC。省スペースと高速加工により、単位面積あたりの生産性を大幅に向上する。価格は2980万円、月50台を生産する。
 加工ワークを特化したことで、APCを搭載しないため、機械幅は1680mmというコンパクト設計を実現。このため、ガントリローダ(ワーク搬送装置)仕様の機械間ピッチも2090mmでの配置を可能としたほか、機械前面の天井高さを低くすることで、ガントリローダの上下ストロークを短縮。省スペースな設置面積とサイクルタイムの短縮により、高い生産性の加工ラインを構築する。
 主軸3軸(X・Y・Z軸)移動の採用とZ軸移動体の軽量化により高速加工を実現。早送り速度は全軸でクラス最高の毎分62㍍、最大加速度は0.7G(X・Y)で、ドリルサイクルやタップサイクルを繰り返すZ軸の最大加速度は1Gを達成。同社では、「高速加工により、加工時間を大幅に短縮した」としている。ベッドは厚みを持たせながらも軽量化し、スラント構造を採用。Z軸方向の切削負荷を十分に受けられるようにしたことで、主軸3軸移動でも対応可能な高剛性構造を実現。加工時の負荷が高いシリンダボアのボーリング加工でも問題なく加工できるという。
 用途に応じて、テーブル作業面大きさ640×500mm、最大積載質量250kgのA軸仕様と、同500×500mm、同400kgのB軸仕様(オプション)の2タイプのテーブルを用意。切りくず処理も、堆積防止に効果的な傾斜角度をつけた機内カバーとセンタトラフ構造の採用で、排出性を向上。テーブル固定型の機械構造により、ボールねじやガイドを主軸側に配置、切りくずによる破損リスクを低減。省エネや世界各地の安全規格に対応している。
 同社では、今回の新機種投入に伴い、「自動車部品加工向けの製品ラインアップが整った」としている。