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ヤマザキマザック、5軸中心に4機種投入

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ヤマザキマザック同時5軸加工機「VARIAXIS i−300 AWC」

EMO出展、微細から自動化まで

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 ヤマザキマザック(愛知県大口町)は、9月18日から独・ハノーバーで開かれた「EMOショー」の出展に合わせて、同時5軸加工機を中心に新製品4機種を市場投入した。微細・精密加工からアルミの高速加工、多品種少量生産に対応する自動化システム構築まで幅広く揃えることで、金型、航空機、医療機器などへの販売拡大を目指す。
 自動化システムと一体化した同時5軸加工機「VARIAXIS i−300 AWC」は、多段ワークストッカと拡張型工具マガジンを搭載させた。自動交換・収納が可能なワーク重量は最大60kg。生産状況に合わせて工具収容本数を段階的に拡張できる。
 システムは、機械本体のCNC装置に組み込まれた自動運転ソフトウェアで、ワーク、工具、プログラムなどを統合管理。作業者の段取り作業を支援することで、長時間のスケジュール運転を容易にした。主軸は標準タイプ(毎分1万千回転)のほか、高速タイプ(1万8千~3万回転)3種類をラインアップしている。
 同時5軸加工機「UD−400/5X」は、金型や医療機器向けの微細・精密加工に適した超高精度機として売り出した。ワーク寸法はφ400×300mm。「構造、機能すべてにおいて高剛性化や熱変位対策を徹底した」ほか、毎分4万5千回転の高速主軸、全軸に高精度スケールフィードバックを標準搭載した。発熱による影響を抑えるために、主軸とボールねじの軸心部分に温度管理した冷却油を循環させている。
 同時5軸横形マシニングセンタ「HCR−5000S」は、航空機部品などの高速・高精度加工を想定して開発した。早送り速度はX・Y・Z軸で毎分60m。片持ちタイプのチルトロータリーテーブルを採用し、加工領域直下に幅広いセンタートラフを配置する機械構造とした。
 ワーク寸法はφ700×643.6mmまで対応する。クーラントタンクは大容量の800リットルを標準搭載することで、切りくずを機内に滞留させることなくスムーズに機外へ排出する。主軸は毎分1万2千回転の標準仕様、アルミの高速加工に最適な3万回転(80キロワット)仕様など4種類をラインアップした。
 複合加工機では、シリーズ最大のφ700mmまで対応する「INTEGREX i‐500」を発売した。ギア加工や高精度5軸加工などのニーズに対応するため、旋削主軸やミル主軸など各部仕様の選択の幅を広げた。自動化に対して、多関節ロボットや、左右どちらにでも配置可能な高速ガントリーロボットなどのオプションを用意している。