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ケルヒャージャパン、新本社内覧と経営戦略発表会

「2020年の売上高、300億円達成へ」

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 清掃機器世界最大手ケルヒャーの日本法人ケルヒャージャパン(佐藤八郎社長)は9月22日、横浜市の新本社ビルで内覧会を兼ねた経営戦略発表会を開催した。新本社ビルはJR新横浜駅から徒歩10分。常時248点の商品を展示するコーナーのほか、多様な床材での使用感を試せるエリアとテストルームなどを備えた研修施設も備える。
 経営戦略説明会で佐藤社長は仙台市から本社を移転した理由について「市場が最も大きい首都圏で、顧客と顔の見える関係を築ける。国際空港にも近くドイツ本社との連携も強化しやすい」と説明。来年、鉄道向けなど大型洗浄機を置けるセンターを近隣に開設する意向なども話した。
 日本法人の2016年の売上高は160億3千万円で、この21年間は5年ごとに売上が倍に成長し続けた。佐藤社長は「成長の勢いを加速させ、2020年に売上300億円を目指す。差別化商品による既存市場の開拓はもちろん、世界中で展開する約3000アイテムの中には大型機など日本市場未投入の商品も多く、成長性は大いにある」と展望を話した。
 来日した独本社のハルムート・イエナー社長(ケルヒャージャパン会長)も「清掃に関心が高い文化を持つ日本市場の成長可能性は大きい。グループの連結売上高は16年に23億2600万ユーロと10年前の2倍以上に伸びたが、中でも2017年はさらに記録的な売上を達成する計画だ」とした。
 また、イエナー氏はビッグデータ活用や顧客向けIoTプラットフォームの開発に力を入れていると説明。以前から開発を表明していたロボット型掃除機については、「ヨーロッパでは来年年初、日本では来年末に立ち上げ予定」と言う。
 内覧会では来年発売予定のモバイル洗浄機「OC3」の実演も。水道水の2倍の圧力で水が噴出し、お墓の掃除やペットの足洗いなどのほか海水浴の後の簡易シャワーとしても使える。3時間の充電で15分運転。持ち運びやすく「アウトドア市場の開拓も狙いたい」(同社)とした。