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JAPAN PACK AWARDS、大賞・優秀賞をチェック!

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 10月3日から4日間開催された包装機械の代表的展示会「JAPAN PACK 2017」(一社・日本包装機械工業会主催)で「JAPAN PACK AWARDS 2017」が実施された。
 同展に出品を予定する応募製品(28製品が応募)のなかから優秀な製品・技術を審査して選び表彰するもの。会場では記者向けに大賞・優秀賞の製品を巡るプレスツアーが企画された。審査報告書には「包装機械単体のイノベーションから、ラインの設計製造に取組みが広がっている…」などと書かれてあった。
 残念ながら機械の撮影は厳禁です―。ブースのなかに閉じた個室を設け、最新の充填包装機を設置したのは東陽機械製作所。優秀賞を獲得した同社のスティック充填包装機は、粉体や液体を棒状のフィルムの中に充填し、密封するための装置だ。8列構造となっており、各列でフィルム搬送→フィルムを棒状にし粉体(など)を充填→タテ・ヨコ完全シールという工程を小さなスペースの中でこなす。このサイクルを毎分最高100回転。つまり1分間に800個のスティック包装ができる。従来の倍以上の生産性を実現した。
 かなり狭いシャワールームといった程度の大きさの透明ユニットボックスを9個連結したラインを展示したのは大森機械工業。ユニットはそれぞれ計量や検査などを含む「ピロー包装」の各工程をこなし、コンパクトなライン全体で完結させる。ニーズに応じユニットを増減したり、入れ替えたりすることも可能。扱いが簡単で衛生的、ユニットボックスで守られているため中の機械にカバーなどは要らず、見える化が効いて、メンテナンス性にも非常に優れる。
 見事、大賞を射止めたのはフジキカイの包装システム。ロボット、コンベア、ピロー包装機をカウンターフローのコンパクトなラインのなかでつなぎ、包装工程の生産性を上げる。実演ではロボット(フジキカイと協業する独シューベルト製)がスキャナー技術を応用してラスク(焼き菓子)の形状を素早くチェックして良品を2個取りし、コンベヤを経て箱詰め包装されるまでをフローを見せた。スキャナー、センサー、非ヒートのシール技術と見どころが。審査委員からは外観デザインも絶賛されたようだ。

(2017年10月25日号掲載)