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ソディック、「カセット金型」ベースに射出成形の自動化提案

3DプリンターとIoT等で小さなスマートファクトリー

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 複数のカセット金型を自動交換し、様々な射出成形品を高効率に打ち出します―。そんな提案をソディック(金子雄二社長)が本格的に進めている。
 先ごろ千葉市の幕張メッセで開催された「国際プラスチックフェア(IPFJapan2017)」。同社ブースの一角には、搬送ユニットや金型収納テーブル、金型予備加熱機能などを付加したコンパクトなセル生産タイプの成形機(MR30)を、2台連結したコーナーがあった。

 同社の金属3Dプリンターで製作した金型を同一形状のカセットの中に納め、そのカセット金型計5種を成形機の収納テーブルにセットしてある。
 すると、マシンは最初のカセット金型から必要量の成形品を打ち出し、終えると次のカセット金型に交換。再度、新たな成形品を必要量、高精度かつハイサイクルで吐き出す。「この展示会では、5種の金型と2種の樹脂を自在に交換し、変種変量に対応して自動生産するプロセスをみせています」と説明員。
 最初から最後までまったく人手が加わっていない。「3Dプリンターから成形機に金型(カセット金型)を送るのも、AGV(無人搬送車)を使えば自動化できる」とも。
 しかも複数台(展示は2台)の成形機はネットワークでつながれ、材料投入から成形品完成までのトレーサビリティを一括管理。稼働状況や各工程の状況も見える化(グラフ化)可能。その為の独自のIoT(ETDL4)を盛り込んだ。同社では、3Dプリンター、カセット金型、IoT、成形機を主要構成要素とするコンパクトな自動成形ライン全体を「小さな最強スマートファクトリー」と呼んでいる。
(2017年11月10日号掲載)