コラム

2017年11月25日号

 冷房が要らなくなったと思ったら急に寒くなり、もう全国的にコートが手放せなくなってきた。忘年会の誘いがチラチラ舞い込み、はや師走へ。「一年経つのも早いですね」の会話が、全国でうん千万回と繰り返されていそうだ▼時間とは不思議なもので、例えば2歳の子にとって1年は人生の半分にあたり長く感じるが、50歳になると1年は人生のわずか2%、あっと過ぎるのは道理などと講釈されることがある▼筆者は高校入学時のPTA会長だかの訓辞が印象に残る。「君たち5年前は小学生だった。けれど5年後は成人になるんだよ」。だから今の貴重な時期を勉学に励んで…などと続いたわけだが、5年前と5年後でこうも変わるのかと、凡庸なる青年(私)はあれこれ想像を巡らし、内に篭ったように立ち尽くしてしまった▼さて、時間といえばスーパーコンピュータの数千万倍の演算速度を持つとされる話題の「量子コンピュータ」に絡み、量子力学における時間の概念が、一般向け雑誌などにも載るようになった▼筆者の頭脳レベルで理解可能なことはほぼ皆無。「量子力学の世界では時間が未来から過去に流れる」や「量子学的には過去を変えられる」などの記述の断片を、恐らく少々曲解し、はあ、ふう、と言うばかり▼けれど量子コンピュータが機械学習や人工知能の進化に不可欠とされる為、全く無知でもいられない。最近は「量子コンピュータ」の活用こそが将来の製造業を征すなどとも聞く▼よし、量子を理解し記事にしようか。ま、もがいてみても締めの時間に遅れるのが関の山のようだが。