News

ダイヘン、0.2㎜アルミ極薄板に対応

メーカー名商品名
ダイヘンパルスTIG溶接機「Welbee Inverter A350P」

500HzのパルスTIG

16465

 ダイヘン(大阪市淀川区)は、板厚0.2ミリのアルミ極薄板にも対応する交直両用パルスTIG溶接機「Welbee Inverter A350P」を開発した。溶接制御LSIの高速サンプリングによる緻密な波形制御を活用することで、「業界で初めて」交流周波数500Hzにおいて安定したアークを可能にした。
 最大交流周波数を従来機200Hzから500Hzに拡大させ、アークの集中性を高めた。最小交流設定電流は5A(従来機10A)に設計。「より精密な入熱制御を可能とすることで、板厚0・2㍉の極薄板アルミのヘリ溶接といった難易度の高い溶接でも高品質化を実現する」という。
 厚板の高能率溶接にも対応する。定格出力電流を従来機比17%増の350Aに拡大。アルミ溶接で最大板厚8ミリまで適用できるようにした。連続作業が可能な溶接電流を同42%増の270Aまで引き上げ、溶接機の稼働率アップを図った。
 電流などの溶接条件あわせを自動的に行うガイド機能を搭載した。使い方は、電極径、母材材質、溶接継手形状、母材板厚を設定するだけ。条件調整を容易にした。
 同社製ロボット「アルメガフレンドリーシリーズ」と組み合わせれば、トーチのウィービング動作とパルス条件を同期させるシンクロTIG機能(オプション)にも対応できる。同機能は溶け落ち防止とキレイなうろこ状の溶接ビード形成を可能にしたもの。「人手に頼っていたTIG溶接工程のロボット化を推進できる」とした。
 メーカー希望価格は水冷仕様で一式111万9300円。年間2000台の販売を見込んでいる。
(2017年11月25日号掲載)