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シチズンマシナリー、埼玉でプライベートショー開催

LFV、樹脂や大径化対応も

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 シチズンマシナリー(中島圭一社長)は11月9日から2日間、埼玉県所沢市の東日本ソリューションセンターでプライベートショーを開催した。同センターでの個展開催は2013年以来4年ぶり。関東圏のユーザーら580人が来場した。
 会場では自動旋盤5機種を展示し、10月21日に閉幕したMECT2017(ポートメッセなごや)で披露したLFV(低周波振動切削)の新提案を見せた。
 LFVはX、Z軸を切削方向に振動させることで「空振り」時間を設け、切りくずを細かく分断できる独自技術。オプションで約150万円の機能だが、製品や刃物への切りくず巻きつきによるトラブルを無くせる点などが支持され、「ボリュームゾーン機の『L20』のLFV搭載率は約6割を占める。多角形の棒材など元々切粉が分断されやすいワーク以外は、ほぼLFVを採用する傾向」(同社)と浸透している。
 注目が集まったのはMECTで初披露したLFVによる樹脂小物加工の提案だ。CNC自動旋盤「L12」の実演で見せ、「切りくずがワークに巻きつかないので後工程で処理する手間が無くなり、ラインの自動化を進めやすくなる。自動車部品の樹脂化が進み、医療向けや半導体関連市場が広がる中、樹脂加工でもLFVのメリットを訴求したい」(同社)とした。
 また、最大加工径42mmにまで対応するMiyanoブランド機「BNA42GTY」にも新たにLFV技術を搭載し、LFV対応のさらなる大径化に意欲もみせる。中島圭一社長は「LFVの大径化や樹脂への対応はMECTでも反響がよく、関東圏のユーザーにも提案を強化したい」と話した。
 会場では稼動監視やeラーニングなどのメニューを持つICTサービス「アルカプリソリューション」も提案。スクールのDVD化のほか、遠隔診断サービスや故障予知・自動診断機能など開発中の技術の方向も見せ、中小向けに照準を絞ったIoT提案を進める意向を示した。
(2017年11月25日号掲載)